注:本ページでは,GRINDER-MAN(WebSite)の作品 “HERO-HEROINE” を紹介しています.
このプロジェクトでは,Unityを用いた自動映像解析合成システムの開発を担当しました.
現実と空想が交錯する
HERO HEROINEは,特撮やアニメの手法によって空想と現実をひとつにつなげる作品です.クロマキーカーテンの前で撮影された体験者の動画は,自動的に分析・合成され,彼/彼女を主役とした20秒の映像世界が生成されます.
—“HERO HEROINE – GRINDER-MAN”より抜粋
“(前略)感覚を拡張するテクノロジーが身近になった昨今、虚実を見分けるこだわりを手放すことで、私たちは空想と現実が交差するフュージョンを気軽に楽しめるようになりました。
『HERO HEROINE』の体験は約8分。クロマキーカーテンの前で撮影する10カットによって、約20秒の動画が生成されます。撮影したポーズ・動きはリアルタイムに分析および合成されて、超越したパワーをそなえた主役として映像に登場します。
動画は、体験後すぐにインターネットで公開されます。本作の特徴は、体験者それぞれが生み出した動画がストーリーを紡ぎ出すところにあります。ヒーロー・ヒロインに必要なのは倒すべく相手。体験者である私が倒す相手は、そのひとつ前の体験者であり、そして私は次の体験者に倒される。善悪が入れ替わる環世界が、Twitterのタイムラインに立ち現れます。”
—HERO HEROINE – GRINDER-MAN
—つくばメディアアートフェスティバル 2018
Twitter: HERO HEROINE
HERO HEROINE
Credit
- 構成・演出・映像: タグチヒトシ(GRINDER-MAN)
- 演出・振付: 伊豆牧子(GRINDER-MAN)
- システム開発: 高鳥光
- 音楽: 菅原一樹
- 映像・ワークショップ出演: 幸
- テクニカルディレクション: sforzando LLC.
- 協力: 筑波大学エンパワーメント情報学プログラム、artrecorder、熊山准、株式会社ストロベリーメディアアーツ
- 制作: 天野悠二(GRINDER-MAN)
- 監修: 岩田洋夫
関連する展示等
- GRINDER-MAN, “HERO HEROINE”, つくばメディアアートフェスティバル2018, 茨城県つくば美術館, Jul. 28- Aug. 5, 2018